Freeベアレン醸造所前代表に地域プロジェクトマネジャー委嘱/野田
地ビールの製造・販売を手がける「ベアレン醸造所」(盛岡市)前社長の木村剛さん(55)が16日、野田村の地域プロジェクトマネジャーとして着任した。村産業振興課に所属し、地域資源を活用したビジネスモデルの構築などをリード、助言する。同日、村役場で小田祐士村長から辞令を受けた木村さんは「全国から足を運んでもらえる、全国とつながれる村、買ってもらえる商品づくりを目指していく」と意気込んでいる。
木村さんは盛岡市出身。2001年にベアレン醸造所を起業し、地域密着型の企業経営を進めるとともに、岩手の地ビールとして確固たる地位を築き、昨年5月に退職していた。
同村は地域活力を創造する産業の展開を重点プロジェクトに掲げ、総務省の地域プロジェクトマネジャー制度を活用して人材を公募しており、木村さんを採用することになった。地域活力の原動力である農林水産業、商行為業の振興、農林水産物の高付加価値化、地域産品の販路開拓、商品開発支援、ブランディングなどの役割を担う。
小田村長は「以前から村とつながりがあったが、今後はフリーハンドで産業振興のてこ入れにつながる仕事をしてもらいたい」と活躍に期待を寄せていた。