三沢市と市教委は１８日、地域で活躍する職業人が仕事の魅力を紹介する、「ゆめチャレ教室！」を市公会堂で開いた。参加した市内の小学６年生約３００人が、将来の夢をかなえるためのヒントや働くことの意義を学んだ。

　児童に夢を実現するための目的意識を持ってもらうことが狙いで、２０１０年から開いている。

　今回は三沢警察署の加藤拓自生活安全課長、同市のＩＴ企業「材」の淨法寺朝生代表、同市出身のシンガーソングライターモモさん、市立三沢病院看護師の中野瑛美さんの４人が講師を務めた。パネルディスカッション形式で進められ、４人は仕事に取り組む姿勢や考え、目標実現に向けたポイントなどを児童に伝えた。

　モモさんは「やりたいこと、好きなことが仕事になったらとても幸せ。興味があること全てを経験していってほしい」とアドバイスを送った。

　麻酔科医になりたいという市立三沢小６年の瀬川想来君（１２）は「人との接し方を学んでいきたいと思った。将来は患者さんから信頼される医者になりたい」と、理想の自分を思い描いていた。