Free冬の訪れ告げるオオハクチョウ/おいらせ・間木堤
青森県内有数の白鳥飛来地として知られる、おいらせ町下田公園の間木堤で、白鳥の飛来が始まっている。18日は約50羽のオオハクチョウが秋の日差しに照らされた水面で、長旅の疲れを癒やし、町民らに冬の訪れを告げていた。
町白鳥保護監視員の蛯名幸政さん(87)によると、オオハクチョウは今夏の酷暑の影響で昨年よりも3日遅い、16日に初飛来。今後、徐々に飛来する個体数が増え、来年3月ごろにピークを迎えるという。
18日は周辺の水田に餌を求めて、一斉に飛び立ったり、陸地で首を丸めて休んだりする姿が見られた。蛯名さんは「ゆっくりと餌をついばむ姿や、優雅に泳ぐ様子を見て、白鳥の美しさを感じてほしい」と呼びかけている。