Freeまちづくりの可能性探る 全国都市問題会議が開幕/八戸
全国市長会などが主催する第85回全国都市問題会議が12日、八戸市公会堂で開幕した。同市では初開催で、全国の市長や議員、自治体関係者ら約1800人が参加。「文化芸術・スポーツが生み出す都市の魅力と発展」をテーマに講演や活動報告を行い、まちづくりの可能性を探った。13日まで。
初日は、アーティストで東京芸術大学長の日比野克彦氏による基調講演や、熊谷雄一八戸市長の取り組み報告などが行われた。
熊谷市長は、はっちや市美術館などを中心としたアートによるまちづくりや、スポーツ振興の取り組みを紹介し、「経験を分かち合える文化的コモンズ(共有地)の形成によりコミュニティー感覚を醸成し、そこで誘発される交流からイノベーションが生まれるきっかけになれば良い」との考えを示した。
会議に合わせて会場近くの市庁前広場には、八戸三社大祭の山車が2台展示されたほか、中心街では多彩なイベントが開かれ、歓迎ムードを盛り上げた。
2日目はパネルディスカッションと行政視察が予定されている。