Free八戸の歴史、縄文土器から感じて 市博物館で企画展

特別展「J-mode 縄文の流儀」では、国の重要文化財に指定された櫛引遺跡の多縄文土器(手前)も展示している
特別展「J-mode 縄文の流儀」では、国の重要文化財に指定された櫛引遺跡の多縄文土器(手前)も展示している

八戸市博物館で、縄文土器をテーマとした企画展「J―mode 縄文の流儀」が開かれている。市内から出土した、縄文時代草創期からの土器を一挙に展示することで、形やデザインの変遷、当時の人々の暮らしを垣間見ることができる内容となっている。11月26日まで。

 同市の櫛引遺跡からの出土品が国の重要文化財の指定を受けたことと、同館の開館40周年を記念とした特別展。同館での縄文を題材とした展示は2012年以来、11年ぶりとなる。

 会場では、時代ごとに区分した土器や資料など243点を展示。そのうち櫛引遺跡からは、代表的な出土品である「多縄文土器」など37点が並んだ。

 期間中は併催行事として、11月3日と25日に学芸員によるギャラリートークを予定。同5日には、市総合福祉会館で元文化庁長官の青柳正規氏による講演会を開催する。

 市博物館の小保内裕之館長は「東北の中でも早くから人が住みついた八戸の歴史を土器から感じ取ってもらいたい」と来館を呼びかけた。

 開館時間は午前9時~午後5時。休館日は10月10、16、23、30日、11月13、20、24日。

 
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