Free柵越え連発、児童大歓声 元メジャー岩村さん、八戸で野球教室

子どもたちの前でバッティングを披露する岩村明憲さん
子どもたちの前でバッティングを披露する岩村明憲さん

元メジャーリーガーで、ワールド・ベースボール・クラシックの第1回(2006年)、第2回(09年)大会連覇に主力として貢献した岩村明憲さん(44)を招いた野球教室が1日、八戸市多賀台の三菱製紙グラウンドで開かれた。同市と六戸町の学童野球チームに所属する子どもたち40人が、一流の技術を間近で見ながら上達に汗を流した。

 野球教室は、住宅建築業ニイヤマハウス(同町、新井山貴之代表)が社会貢献を目的に開催。岩村さんは現在、プロ野球独立リーグ「福島レッドホープス」で球団社長と監督を兼任しており、新井山代表と友人関係であることから開催が実現した。コーチ兼投手の若松駿太さん(28)=元中日=も駆け付けた。

 講師2人は、子どもたちにキャッチボールや守備、打撃の基礎を指導。手本を交えながら、打球の正面に入る捕球の仕方や、ボールを芯で捉えるバッティングなどを伝授。「ミスを恐れず、何回も練習して覚えて」と呼びかけた。

 最後に、岩村さんが子どもたちの前でバッティングを披露。日米で磨いた鋭いスイングで柵越えを連発すると、子どもたちからは大歓声が上がった。

 ダイヤモンドクラブ八戸の田中琉生主将(12)は「プロの人に教わり、勉強になった。スイングの仕方など、学んだことをこれから生かしたい」と目を輝かせた。

 
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