Free海賊対処でソマリアへ出発/海自八戸
アフリカ東部のソマリア沖アデン湾での海賊対処のため、八戸市の海上自衛隊第2航空群(石川一郎群司令)を中心に編成した派遣部隊約60人が6日、八戸航空基地で出国行事に臨み、約5カ月に及ぶ任務に向けて士気を高めた。
同航空群のソマリア沖への派遣は今年1月以来、20度目。ジブチを拠点にP3C哨戒機を使って、アデン湾の不審船や海賊の警戒監視などに当たる。
出国を前に、部隊を指揮する斎藤啓一郎2等海佐が「隊員の心身の健康を保つとともに、これまで以上に高い意識を持って、任務を完遂する所存だ」とのコメントを出した。行事では部隊員が、家族や同僚隊員から「頑張ってこい」などと激励を受けていた。
部隊は7日に青森空港から民間のチャーター機で出発する。