Free生まれ故郷に歌声響かせ ソプラノ歌手・林さん、地元で初公演/八戸
八戸市出身のソプラノ歌手、林満理子さんが9月30日、八戸市公民館でリサイタルを開いた。地元では初開催で、会場に駆け付けた市民や旧友らに、美しい伸びやかな歌声を届けた。
林さんは市立根城中時代、合唱部に所属したことをきっかけに歌の世界へ。東京藝術大声楽科を卒業後、オペラの出演やオーケストラとの共演を果たすなど、国内外に活動の場を広げてきた。
現在は、大分県立芸術文化短期大で准教授を務め、後進の育成にも当たっている。
リサイタルは、前・後半の2部構成で行われ、第1部ではイタリアやドイツの歌曲やアリアを披露。第2部ではモーツァルト作曲の歌劇「フィガロの結婚」で、バリトン歌手の甲斐栄次郎さんと、コミカルな演技を交えた見事なかけ合いを見せた。
林さんは「地元では初めてだったが、多くの人に歌声を届けられてうれしい」と笑み。「これからも人のつながりを大事にしながら、定期的に開催していきたい」と話した。