Free「デジタルショー」に歓声と笑顔 芸人アキラボーイさん、横浜小で講演

キャラクターと遊ぶ児童たち
キャラクターと遊ぶ児童たち

日本で初めてプロジェクターの映像と人との融合芸を発案したデジタル芸人アキラボーイさん(44)が9月26日、横浜町立横浜小(佐伯仁校長)で、コンピューター技術やインターネットとの付き合い方を教える「デジタル講演会」を開いた。画面上のキャラクターと触れ合ったり、詐欺まがいの通販サイトにだまされたりする企画。児童は終始、歓声と笑い声を上げ、最新技術とその活用方法の一端を胸に刻んだ様子だった。

 子どもの頃から消費者としての心構えや、情報社会について学んでもらう目的で、同校PTAなどで組織する「横浜小地域協働本部」(濱谷浩二会長)が主催。全校児童約140人と教員、保護者ら約30人が聴講した。

 講演会では、プロジェクターとコンピューターを使い、スクリーンに映った人の影をセンサーが感知してキャラクターを自在に動かす技術を活用。児童は壇上に列を作り、キャラクターのタヌキチ君と一人ずつ「いないいないばー」やサッカー、野球などに興じ、コンピューターと人間が意思疎通するシステムに触れた。

 また、ポータルサイトに通信販売の格安商品が表示された場合、送料などが上乗せされて想定以上の支払いにつながるケースを紹介。実際に児童にスクリーンの画面をクリックしてもらいながら分かりやすく注意点を指摘した。

 身を乗り出して講演を見ていた6年の谷颯祐(そうすけ)君(12)は「ショーのようで楽しかったし、インターネットの危険性も分かって役に立った」と感想。年間200回以上の講演をこなすというアキラボーイさんは「横浜町はみんな純粋な子ばかり。喜んでくれて良かった」と笑顔だった。デジタル講演会は同日、横浜中でも開かれた。
  

 
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