Free海外文化、しっかり学ぶぞ 米姉妹都市へ4年ぶり使節団/三沢
三沢市と姉妹都市を結ぶ米国ワシントン州ウェナッチ、東ウェナッチ両市を訪問する、三沢市の友好親善使節団の派遣認定証交付式と結団式が21日、市国際交流教育センターで行われた。派遣期間は25日~10月4日で、ホームステイをしながら現地の人と交流を深める。
1931年に三沢市の淋代海岸を飛び立ったミス・ビードル号がウェナッチバレーに着陸し、世界初の太平洋無着陸横断飛行に成功したことが縁で、81年にウェナッチ市、2001年に東ウェナッチ市と姉妹都市を締結。相互に行き来しており、三沢市側からは、これまでに約780人を派遣した。新型コロナウイルスで渡米中止を余儀なくされ、4年ぶりとなる。
今回は小桧山吉紀市長を団長に、中高生大使20人を含む総勢30人が現地入り。ウェナッチバレーカレッジの訪問や、ミス・ビードル号の着陸地点などを見学し、コロンビア川でのカヌー体験なども予定している。
式では、市姉妹都市委員会の熊野稔委員長が中高生大使一人一人に認定証を交付。「心に残る思い出をつくり、人生の財産になるよう祈っている」と激励した。
初めての海外渡航という、青森県立八戸北高1年の角玲士郎さん(15)は「自分の目と耳で、海外の文化をしっかり学んできたい」と決意を語った。