Free大学の実験に興味津々 八戸西高で弘前大特別授業
青森県立八戸西高(坪宏至校長)で5日、弘前大理科実験ラボバスプロジェクトによる特別授業が開かれた。普通科の2年生194人が、液体窒素や分光器などを用いた理科実験などを通して科学への興味や関心を高めた。
理科実験とともに大学レベルの講義を受けることで、生徒の思考力や表現力の向上につなげようと毎年実施。この日は同大の教授らが訪れ、物理や化学など五つのテーマに分かれて講義を行った。
「極低温の世界」と題して行われた授業では、マイナス196度の液体窒素に、プラスチックボールや花を浸した際の様子を観察。生徒は低温でもろくなり、簡単な刺激で壊れる様を興味深そうに眺めていた。このほか、カイコの観察や簡易分光器作製などの授業が行われた。
授業を受けた吉田安祐香さん(16)は「液体窒素など普段の授業では扱わない物質を体験できて、勉強になった」と話していた。