Free生育、平年より7~10日早く 南部町でブドウ狩り始まる

収穫体験を楽しむ園児ら。キャンベルなどが食べ頃を迎えているという=11日、南部町高瀬の西舘農園
収穫体験を楽しむ園児ら。キャンベルなどが食べ頃を迎えているという=11日、南部町高瀬の西舘農園

南部町の観光農園6カ所で11日、ブドウ狩りが始まった。高温により生育は7~10日ほど早く、作柄は平年並み。同日、同町高瀬の西舘農園(西舘暁子園主)でセレモニーが開かれ、豊かな香りが広がる園内で、子どもたちが収穫体験や食べ比べを楽しんだ。

 同農園80アールでは5品種を観光用に栽培。猛暑の影響でジュース加工用の果実に一部しわが出ているというが、観光用は葉を茂らせて日焼け被害を防いだ。現在は主力「キャンベル」、爽やかな白ブドウ「ナイアガラ」、甘みの強い種なし品種「サニールージュ」が食べ頃を迎えている。

 園地では、同町のあかね幼稚園(川守田道治園長)の年長児22人が、はさみを使って収穫に挑戦。色付きの良い物や粒が多く実った物などを選び、夢中で頰張った。

 小山田治人ちゃん(5)は「上手に取れて楽しかった。白いブドウがおいしかった」と満足そうだった。

 ブドウ狩りは10月上旬までの予定。時間は午前9時~午後4時で要予約。料金(40分間)は中学生以上800円、3歳~小学生400円、持ち帰りは別料金。問い合わせは、ながわ農業観光案内所=電話0178(76)3020=へ。

 
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