Freeこうじ造り丁寧に マイスターから学ぶ 百石高調理クラブ
青森県立百石高(志村博校長)調理クラブの部員3人は22日、しょうゆこうじと米こうじ造りに挑戦し、日本の伝統食の一つである発酵食品の魅力に触れた。
青森県職業能力開発協会(勝又貞治会長)の「ものづくりマイスター」派遣事業の一環。厚生労働省のものづくりマイスターを持つ甲文醤油(しょうゆ)合名会社(八戸市)の代表社員山田英嗣さんが講師を務めた。
しょうゆこうじ造りでは、小麦をからいりした後、蒸した大豆を混ぜ合わせ、種こうじを入れて保温。米こうじは蒸したコメに種こうじをまぶして仕込んだ。
部員たちは山田さんからのアドバイスを受け、仕込む材料の温度やタイミングなどを見計らいながら、丁寧に作業に当たった。
3年の荒川大牙さん(18)は普段からこうじを使った料理が好きだといい、「マイスターから教えてもらい、いい機会になった」と充実した表情を見せた。
同クラブは、町内のイベントや10月の文化祭でこうじを使った料理を提供する予定だという。