２３日は二十四節気の一つ「処暑」。暑さが峠を越し、穀物が実り始める頃とされる。いまだ記録的な猛暑が続く北奥羽地方。それでも、山野を見渡せば、うっすらと秋の気配が感じられるようになった。

　２２日、日の出前後の八戸市は、心地良い涼しい風が吹いた。同市松館では、稲穂が黄色く染まり始めた水田で、ノシメトンボやアキアカネなどが悠々と飛び回ったり、羽を休めたりする様子が見られた。

　太陽が高くなると気温はぐんぐんと上昇。午前８時過ぎに早くも真夏日となり、最高気温は３４・７度に。強い日差しが照りつける残暑厳しい一日となった。