Free「ボールは友達」 児童と楽しくミニサッカー 元日本代表中澤さん/東北町
サッカー日本代表元主将の中澤佑二さんを招いたサッカー教室が11日、東北町の青森原燃テクノロジーセンターで開かれた。県内各地から集まった小学3、4年生89人がミニサッカーの試合を通じ、一流の技を楽しく学んだ。
中澤さんはサッカーJ1の横浜F・マリノスで15年以上にわたって活躍。ポジションはDFで、日本代表ではワールドカップ2006年大会と10年大会に主力として出場し、チームをけん引した。19年に現役引退後はサッカー解説者として活動している。
教室は日本原燃の主催で、地域貢献活動として展開している「公開講座」の一環。この日は、5人制ミニサッカーの試合が行われ、中澤さんはイベント運営の協力で訪れていた八戸学院野辺地西高サッカー部員とチームを組み、児童と対戦した。現役時代さながらの守備や華麗な足技を披露しながら、児童に「ナイスパス」「ボールは友達だ」などと声をかけていた。
児童は国内最高峰のプレーを間近で見ながら、技術を吸収しようと必死にプレーしていた。八戸市の上長フットボールクラブに所属する市立三条小3年の小松剣也君(8)は「世界で活躍していた選手とサッカーができて良かった。チームメートと声をかけ合ってプレーすることが大事だと分かった」と満足げに語った。