Free夏の暑さは耐えられない? 朝夕の行動活発/北限のニホンザル

母猿の背中にしっかりとしがみつく赤ちゃん猿=10日
母猿の背中にしっかりとしがみつく赤ちゃん猿=10日

北限の猿として知られる下北半島のニホンザル。冬の寒さには耐える野生の猿だが、この夏の厳しい暑さはこたえるのか、早朝や夕暮れ時に活発に行動しているようだ。

 むつ市川内の湯野川から佐井に抜ける山岳道路通称かもしかライン。10日午前5時過ぎに峠を越えると、路面に猿の群れがいた。親猿に子猿、特に小さいのは今年生まれた赤ちゃん猿。親が動いても、その背中にしっかりとしがみつき片時も離れない。

 小猿は追いかけっこをしたり木に登ったり、時々甲高い声も上げて元気いっぱい。親猿は路肩のイタドリの葉っぱをかじったり、樹上でミズキの実をむさぼったりと食事に夢中。車の通行が増える同6時ごろには静かに山の斜面に消え去った。

 
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