Free花鳥風月、絵筆で表現 石橋直樹さんが日本画展/八戸市美
八戸市在住で、美術研究グループ「坂」に所属する石橋直樹さん(68)の日本画展が10日、市美術館で始まった。花鳥風月を表した趣ある作品52点が、訪れる人を和ませている。13日まで。
石橋さんは、知人の死をきっかけに「自分が見たものや感じたことを何か形に残したい」と感じるようになったといい、定年退職後に日本画を描き始めた。
個展の開催は初めてで、作品の新旧を問わず展示。地元の風景や移ろう季節の機微を繊細に捉えた作品のほか、「ムーンリバー」などの名曲から着想を得たものや、ネコの後ろ姿をユーモラスに描いた水墨画など、個性豊かな表情の日本画が並んでいる。
石橋さんは「作品を通して日本らしさや、その心を感じてもらえるとありがたい」とアピールする。
入場無料。時間は午前10時~午後6時(最終日は同4時)。