Free夏祭りやお盆「感染広がる可能性ある」 新型コロナ、青森県が注意呼びかけ
青森県は4日、県内の新型コロナウイルスの感染状況について、7月下旬から患者が増加傾向にある上、夏祭りシーズンを迎えるなど人流が活発になっているのを挙げ、「今後、感染が広がる可能性は高い」と注意を呼びかけた。
県によると、県内の医療機関から報告された1定点当たりの感染者数は、7月中旬まで4人前後だったが、24~30日には8・23人に増加。入院者数は100人前後で推移する。
県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「感染の増加は加速度的」と指摘。一方、入院対応の専用病床は229床あり、「直ちに逼迫(ひっぱく)する状況にはない」と説明した。
八戸三社大祭や青森ねぶた祭など、県内各地では4年ぶりに新型コロナによる制限のない夏祭りが行われている。8月はお盆の帰省ラッシュも控えることから、大西医師は「感染状況を十分に注視する必要がある」として手洗いなど感染予防を促した。