Free野辺地の課題、活発に意見交換 町と町民が「ミーティング」

野辺地町の課題について意見交換した「ファンミーティング」
野辺地町の課題について意見交換した「ファンミーティング」

野辺地町と町民が地域の課題について話し合う本年度の「のへじファンミーティング」が7月25~29日、町内で行われた。27日を除く計4回、町が建設中の役場新庁舎やプラスチックごみの分別、物価高騰支援などをテーマに各所で活発に意見を交わした。

 同ミーティングは、野村秀雄町長と町内各地域の住民が行政や暮らしなどをテーマに直接対話する目的。2020年度から毎年度実施している。

 馬門公民館で開かれた初回には住民約30人が出席。野村町長ら町側は、役場新庁舎について来年8月ごろに一部供用するなどのスケジュールを報告。資材や人件費の高騰によって工事費(契約金額)が1億4300万円増え、総額で22億8679万円を要することに理解を求めた。

 また、町立若葉小との統合に伴う旧馬門小校舎の後利用策を巡って、老朽化や津波被害の恐れもある馬門公民館の移転のほか、学童保育の場などの案が出され、町側は本年度中に利活用方針を決める考えを示した。二酸化炭素の排出削減を図り、町指定のごみ袋を新たな素材に変更する提案もあった。

 
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