Free介護の仕事に興味持って 八戸東高で出前講座

最新の介護用具を実際に体験する高校生
最新の介護用具を実際に体験する高校生

八戸市内の中高生に介護職への興味を持ってもらおうと、青森県立八戸東高(清川和幸校長)で7月27日、「介護出前講座」が開かれた。生徒12人が参加し、市内の介護従事者の講義や、介護ロボットの使用体験を通じ、介護職への理解を深めた。

 出前講座は、市などが市内の介護事業者に委託し、希望のあった市内の中学校と高校で開かれており、今年で3年目。

 今回は、同市妙の特別養護老人ホーム「福寿草」などを運営する社会福祉法人スプリングと、福祉用具販売やレンタルを行うサンメディカル八戸営業所が講義を担当した。

 講座では、福寿草の職員が、施設で働く職員の一日の様子を動画で紹介し、福利厚生や働きがいについて講義。その後、生徒は、最新の福祉用具や介護ロボットを実際に使用した介護体験のほか、膝や腰に重りを付けた高齢者疑似体験などを通じ、従来に比べて従事者の負担が少ない最新の介護職の現状を体感した。

 普通科1年の工藤和心さん(15)は「介護職というと負担が多いイメージだったが、講座を受けてみて明るい印象に変わった」と話していた。

 
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