Free朝のニュースダイジェスト(8月3日)
【八戸三社大祭中日、勇壮に「騎馬打毬」】
八戸三社大祭中日の2日、八戸市の長者山新羅神社では、約200年の歴史を誇る青森県無形民俗文化財の加賀美流騎馬打毬が行われた。武者装束の騎士が人馬一体の勇壮な武技で白熱した攻防を繰り広げ、「桜の馬場」に詰め掛けた観客を熱気に包み込んだ。
【三社大祭、観光関連で経済効果実感】
4年ぶりに通常開催されている八戸三社大祭。訪れる観光客も新型コロナウイルス前の水準に戻りつつある様子で、八戸市内の宿泊施設や観光施設なども、祭りによる経済波及効果を実感している。
【山車絵師・夏坂さん、カムバック】
八戸三社大祭を代表する山車絵師の夏坂和良さん(64)が今年、6年ぶりに八戸市職員互助会へカムバックを果たした。2018年4月に患った脳梗塞の影響で、数々の傑作を生み出してきた右手が不自由に。それでもリハビリを重ね、慣れない左手で絵筆を握れるまでに回復した。全ては「また山車を作りたい」という、ひたむきな信念のたまものだ。
【青森ねぶた祭も開幕】
北国の短い夏を彩る青森ねぶた祭が2日、青森市で開幕した。ハネトを自由参加とするなど、4年ぶりに新型コロナウイルスによる制限なしの開催。光の衣をまとった極彩色の武者人形と共にハネトが乱舞し、青森の夜空に「ラッセラー」の声を響かせた。
【むつ中間貯蔵に影響?】
中国電力が山口県上関町で使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設を検討していることを巡り、関西電力も調査に加わることが2日、明らかになった。関電はむつ市の中間貯蔵施設を電力各社で共同利用する案に積極的に参画したい意向を示していたが、地元の反発で難航していた経緯がある。上関町で浮上した構想はそれに代わる案となる可能性もあり、むつ市での共用案の行方にも影響を与えそうだ。