歌手の吉幾三さんと宮下宗一郎青森県知事が１日、八戸三社大祭のお通りの行列に加わり練り歩いた。２人は沿道からの歓声に手を振って応え、祭りを盛り上げた。

　２０１９年以来、２度目の参加となった吉さん。お囃子（はやし）の音に聞き入りながら「八戸の祭りは厳かでいい雰囲気だ」と三社大祭を気に入った様子。八戸をイメージした曲作りを進めているといい、「来年度にはできるのではないか」と笑顔でアピールした。

　知事就任後、初めて三社大祭に参加した宮下知事は山車を間近で見物し、「すげー、でっかいな」と感嘆の声を漏らした。弘前ねぷたまつりにも参加する多忙なスケジュールのため、行列の参加は３０分ほど。「絢爛（けんらん）豪華な山車が出て素晴らしい。観客として見物してみたい」と名残惜しそうに会場を後にした。