Free紙すき学び、はがき作り 夏休み学びパーク/八戸
デーリー東北新聞社は26日、特別企画「夏休み学びパーク」の一環として、八戸市のデーリー東北ホールで「葉書づくり体験」プログラムを開いた。参加した児童14人は興味津々の様子で、紙すきの手法について学びながら、はがき作りに取り組んだ。
日本製紙東北営業支社長の近藤政彦さんら3人が講師を務めた。手作りはがきの原料は、水に溶解させたパルプ。これを型に流し込んで固めて水分を除き、さらにアイロンで乾燥させた。水分を多量に含んだ軟らかいパルプがアイロンの熱で硬い質感に変化すると、子どもたちからは驚きの声が上がった。
完成したはがきはシールやマスキングテープで思い思いにデコレーションし、世界に一枚だけのはがきに仕上げた。
初めて紙すきを体験したという、市立小中野小2年の藤林青さん(7)は「作ったはがきを、遠くに住んでいるおじいちゃんとおばあちゃんに送りたい」と話した。