Free防災、産業、教育に重点 青森県DX推進プラン 策定委、秋頃に素案作成へ
青森県は26日、県庁で「(仮称)県DX(デジタルトランスフォーメーション)推進プラン」の策定委員会(委員長・森樹男弘前大人文社会学部教授)を開き、「防災」「産業」「教育」についてDXの導入を重点的に進める方針を示した。秋頃までに素案をまとめ、本年度中の策定を目指す。
会議では素案のたたき台を提示。県の担当者が「産業・しごと」「暮らし・まち」「行政経営」の3分野と、それらを支える「基盤」の四つに分け、取り組み方針や数値目標を定めることなどを説明した。
プラン策定は三村申吾前知事時代からの事業となる。たたき台には、全体の重点事項が盛り込まれ、宮下宗一郎知事が知事選の公約に掲げた防災、産業、教育の三つをDX化の柱に据えた。
有識者ら委員からは、「DX化の効果を分かりやすく例示するべきだ」「具体的なロードマップを示してはどうか」などの意見が出された。
県は今後、担当部局の意見も取り入れながら素案作りを進め、秋頃のパブリックコメント(意見公募)を経て決定する予定。年内に原案の検討作業に着手したい考え。