新郷村が運営する無料の村学習塾（塾長・岡田稔教育長）が２２日、村山村開発センターで開塾した。村内の中学３年生が、青森県立高校入試直前まで数学と英語の２教科を学び、志望校合格を目指す。

　学習塾は学習環境の充実と子育て支援などを目的に２０１５年度に始まり、毎年夏休みから受験前まで開設している。岡田教育長によると、これまで受講生全員が志望校合格を果たしているという。

　本年度は村立新郷中の３年生１５人全員が受講。来年３月２日まで、原則毎週土曜に計２５回、１教科につき１時間半の講習を行う。

　数学は旧村立野沢中元校長の一戸宗雄さん、英語は田子町立田子中で特別支援教育支援員を務める工藤瞳さんが担当する。

　開塾式では岡田教育長が「体調に気を付けて頑張って。その先に必ずいいことがある」とエールを送った。受講生一人一人が意気込みを述べた後、初回の授業が始まった。山田翔太さんは「数学が苦手なので、克服して好きな科目にしたい」と話した。