弘前大は２０２４年４月、大学院保健学研究科に「心理支援科学専攻」を新設する。２５日までに文部科学省から正式に設置を認められた。同専攻では、国家資格である公認心理師の受験に必要な科目の履修が可能。医療や福祉、教育など幅広い分野で活躍する人材育成を目指す。

　公認心理師は、主に病院や学校、児童相談所などで、心理的な支援を必要とする人に助言や指導を行う。同大によると、資格取得は、４年制大学と、大学院で必要な科目を履修し、試験を受けて合格するのが一般的だという。

　入学定員は６人を予定。同大の担当者は「青森県内では心理に関する支援職が不足している。安定的な人材の輩出を目指したい」と強調した。