Free「わっしょい」勇ましく 海上渡御、4年ぶり復活/八戸・さめ浜まつり
八戸市鮫地区の夏の風物詩となっている「さめ浜まつり」が23日、同市の蕪島海浜公園で開かれた。今年はコロナ禍で中止されていた蕪嶋神社の神輿(みこし)の海上渡御(とぎょ)が4年ぶりに復活。担ぎ手たちが「わっしょい」とかけ声を響かせ、海中を勇ましく練り歩いた。
さめ浜まつりは今年で22回目。2020、21年は中止され、22年は海上渡御や山車の運行を取りやめるなど規模を縮小した。
同日の八戸は最高気温が30・6度の真夏日に。太陽が照りつける夏本番の陽気の中、担ぎ手たちは大声を上げながら海へ入り、見守る観衆に勇姿を披露した。
まつりでは鮫青年会の山車運行や流し踊り、青森県立八戸水産高の八水太鼓やバンド演奏などのステージ発表も行われ、大勢の人出でにぎわった。
友人と2人で訪れた鮫地区の女性(79)は「しばらくぶりに海上渡御を見られて感無量。元気をもらえた」と話した。