Freeバイオリンとピアノ協演 地元八戸で髙林さんリサイタル
八戸市出身のバイオリニスト髙林央子さんによるリサイタルが2日、市公会堂で開かれ、来場者が優美な演奏に聞き入った。
会場には聴衆約300人が訪れた。今回は、ブラームスのバイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」を中心に、梅雨の時期をイメージして構成された。髙林さんのバイオリンに合わせて、同市出身の佐藤慎悟さんがピアノを奏でた。
演出も工夫し、2人の背景を彩る模様や曲にまつわる詩をスライドショーで投影。聴衆は約2時間にわたり、こだわりの演出と美しい音色を堪能した。
演奏を終え、髙林さんは「コロナ禍で映像や画像を作成していた経験を生かせて楽しかった」、佐藤さんは「以前よりも会場のにぎやかさが戻ってきた。マスクを外して演奏するのはやはり気持ち良い」とそれぞれ語り、充実した表情を浮かべた。