来年３月の新規高卒予定者を対象にした求人事業所説明会が５日、八戸プラザホテルで始まり、就職を希望する生徒が各事業所の人事担当者から仕事内容などを聞き、就職活動の参考にした。

　早期就職の促進や就職後のミスマッチによる離職を防ぐため、八戸公共職業安定所が主催しており、今年で１６回目。６日までの２日間で、事業所は計９６社、生徒は三八上北、岩手県北の計３８８人が参加する。

　生徒は企業別に設けられたブースを回り、担当者に事業内容や雇用条件などの話を聞いた。

　製造業を希望しているという青森県立百石高３年の小野寺恵依（けい）さん（１７）は「希望する会社の話を聞いたが、他の職業も聞いてみて、製造業とどちらが自分に合うのか考えたい」と話していた。

　高校生の採用選考は９月１６日に解禁される。同職安によると、今春時点で採用の見込みがあると回答した管内企業は３７３社。求人票をすでに提出した企業は昨年より増加しており、社会経済活動の活発化による採用意欲の高まりがみられるという。