Free朝のニュースダイジェスト(7月6日)
【吹上山車組に女性の制作責任者、中村さん奮闘】
八戸三社大祭の吹上山車組は今年、山車制作の陣頭指揮を執る制作責任者に中村多香子さん(32)を抜てきした。長い歴史を誇る三社大祭の中でも、女性が就任するのは珍しい。新型コロナウイルスの影響で神社行列と山車の合同運行の見送りが続いた間に、祭りへの参加100周年を迎えた同山車組。4年ぶりの舞台へ、世代交代した新たなリーダーを中心に結束を強める。「若い世代が気軽に加われるきっかけになれたら」―。子どもの頃から祭りに懸けてきた中村さんは、情熱を静かにたぎらせる。
【八戸三社大祭の誘客活動が本格化】
4年ぶりの通常開催となる八戸三社大祭(7月31~8月4日)の誘客活動が本格化している。八戸圏域版DMO(観光地域づくり推進法人)VISIT(ビジット)はちのへは、2019年以来となる新ポスターを青森県内外に配布したほか、デジタルマーケティングの活用や事前ツアーの企画で魅力を発信する。
【サイゼリヤがイオンモール下田に開店】
イタリアンレストラン「サイゼリヤ」のイオンモール下田店が6日、青森県南地方初の店舗としてオープンする。5日はチェーン展開するサイゼリヤ(埼玉県吉川市)が開店を前に報道機関向けの内覧会を開き、店内の内装や実際に提供するメニューをお披露目した。
【青森県南地方でもマイナカードに不安の声】
証明書の誤交付や健康保険証の情報ひも付けミスなどが相次いで発覚したマイナンバーカード。青森県南地方の自治体では現段階で目立ったトラブルは確認されておらず、混乱は見られないが、一度受け取ったカードを自主返納するケースも出ている。住民からは「自分や家族の個人情報が流出する可能性があって不安」との声が聞かれ、不信感がじわりと広がっている。
【宮下知事、チャットGPTを積極活用の意向】
青森県の宮下宗一郎知事は5日の定例会見で、県庁業務の効率化に向け、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を積極的に活用していく考えを示した。三村申吾前知事は個人情報や機密情報の漏えいリスクといった課題を挙げて慎重姿勢を示していたが、宮下知事は「トップの変わり目は仕事のやり方を大きくかえるチャンス」と強調した。