Free水管理や病害虫防除呼びかけ 八戸で水稲現地講習会
八戸市は3日、良質米生産に向け、本年度2回目の水稲現地講習会を市内8カ所で実施した。水管理や地域一体となった病害虫防除などについて、市内の生産者に呼びかけた。
豊崎地区では八戸農協旧豊崎支店付近で開かれ、約10人が参加。青森県三八地域県民局地域農林水産部農業普及振興室の川村陽一専門員が講師を務めた。
同局によると、「まっしぐら」の茎や葉の数、草丈は平年を上回っている。昨年の試験を経て、今年本格栽培が始まった「はれわたり」もおおむね順調に生育しているという。
川村専門員は、ぬかるみやすいほ場では、出穂前1週間程度の中干しを推奨。「収量性と品質に影響なく、地耐力を高められる」と説明した。
品質低下を招くカメムシ被害を予防するには、水田周辺の草刈りや薬剤散布を時期に応じて徹底するよう指導。地域全体で作業を行い、防除効果を高めることが肝要だとした。
4日は市内3カ所を巡回する。