Free力いっぱい、多彩な魚に大歓声 横浜小児童が地引き網漁
横浜町立横浜小(佐伯仁校長)の4、5年生47人が19日、同町の源氏ケ浦漁港で昔ながらの地引き網漁を体験した。児童らは漁師の指導で力いっぱい網を引き、さまざまな種類の魚に目を丸くしていた。
地引き網漁体験は、同校PTAと地域住民らで組織する「横浜小学校地域協同本部」が、児童に地域と漁業への関心を高めてもらおうと主催。3年目の今回は同町漁協漁業研究会の蛯沢優介会長ら漁業者17人が、船を出すなどして協力した。
児童らは長靴を履き、まず周辺の岸壁でごみ拾い。その後、学年ごとに分かれて綱を手にし、沖合約150メートルまで張られた網を、息を合わせて引き寄せた。
網には60センチ級の見事なタイが数匹かかったのをはじめ、カレイ、アブラメ、ホッケ、ソイ、カニ、フグなど豊富な海の幸がズラリ。児童らは大きな歓声を上げながら、たらいに移した魚を観察していた。
同校5年の沖津智貴君(10)は「大きなタイだった。網を引っ張る時のわくわく感が良かった」と声を弾ませた。