青森県は１０日、東京・京橋の移住・交流情報ガーデンで、青森へのＵターンなどに興味を持つ人を対象とした座談会を開いた。参加した約２０人が、実際に移り住んだ人の話を通じて、青森で暮らすことへの魅力に触れた。

　結婚や出産、子育てなどを抱える若者をメインターゲットとし、青森への移住を考えてもらうきっかけにしようと開催した。

　座談会では、移住者３人が青森暮らしの魅力や、苦労したエピソードなどについてクロストークした。東京から八戸市にＵターンしたライター・エディターの栗本千尋さんは、「子育てがしやすく、四季がはっきりしている」と八戸の魅力をアピール。来場者からは、移住者同士のコミュニティーや転職活動の進め方などについて質問が上がった。

　クロストークに先立って三村申吾知事も登場し、農業者の所得向上や起業・創業支援などに関する県の取り組みを紹介。「少しでもいいので、ぜひ青森に足を運んでみて」とアピールした。