Freeイベント再開や芸上達を祈願 三味線の松田さんら奉納演奏/八戸・蕪嶋神社
津軽三味線奏者で民謡家の松田隆行さん(八戸市出身)が代表を務める「謡樂堂(ようがくどう)」が11日、同市の蕪嶋神社で、津軽三味線の奉納演奏を披露した。コロナ禍により制限を受けていたイベントの再開や、芸事の上達などを祈願した。
松田さんは、全国7カ所で謡樂堂講座「謡技傳塾(ようぎでんじゅく)」を開き、民謡と津軽三味線の指導に当たっている。2021年からは日本民謡アンバサダーを務め、東京五輪閉会式に出演し「東京音頭」を世界に届けた経験もある。
各地で持ち回りで行ってきた謡樂堂の総会が前日、初めて八戸市で開かれたことなどをきっかけに、奉納演奏を企画。この日は、松田さんと各地の受講生計22人が参列し、神事の後に演奏した。
松田さんがソロで「津軽よされ節」を奏でた後、受講生5人も加わって謡樂堂オリジナルの合奏曲を披露。社殿には力強い音色が響き渡った。
終了後の取材に、松田さんは「晴れ晴れとした気持ちで演奏することができた。塾生もこれを期に、ますます頑張ってほしい」と願っていた。
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