Free三陸復興国立公園の自然守る 八戸高等支援校生が外来植物駆除
青森県立八戸高等支援学校(菊地康弘校長)産業科1年生18人が6日、八戸市鮫町小舟渡平のガーデンレストラン「フェザント」周辺で、特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウの駆除を行った。生徒たちは汗ばむ陽気の中、約1時間半で計1037本を引き抜き、地域固有の植物保護に貢献した。
駆除に必要な知識と技能を習得し、三陸復興国立公園の自然環境を守る意欲を高めようと毎年実施している。
オオハンゴンソウは明治時代中期に園芸用として移入し野生化。繁殖力が強い上、背丈が高く他の植物の成長を妨げることから、同校のほか各団体が駆除活動を続けている。
この日は生徒に加え、保護者8人と教員6人も参加し、オオハンゴンソウを根から丁寧に引き抜いた。
坂本一希さん(16)は「駆除活動によって少しでもオオハンゴンソウが減って、種差海岸の在来種が増えてくれればうれしい」と額に汗していた。