Free朝のニュースダイジェスト(6月10日)
【両副知事、教育長が退任へ】
青森県の青山祐治、柏木司両副知事と和嶋延寿教育長が、三村申吾知事の退任に合わせ、今月28日にそろって辞職することが9日、分かった。宮下宗一郎氏の新知事就任に伴い、県政史上最多の5期20年の三村県政をそばで支えた重要ポストの面々が総入れ替えとなる。県庁の大改革を唱える新リーダーによる後任選びが焦点。宮下氏は「人事については予断を持って申し上げられない」と述べるにとどめた。
【仏沼、乾燥化の影響懸念】
三沢市北部に広がるラムサール条約登録湿地「仏沼」で、乾燥化の進行による生態系への影響が懸念されている。仏沼を世界最大の繁殖地とする絶滅危惧種の水鳥オオセッカは、生息数が年々減少。加えて、希少な昆虫などの数も減っているとの指摘がある。「湿地を守りたい」と市や地元団体が水路の流量や保水機能の改善などに取り組む。
【スマートフォンで欠席届、八戸市教委導入へ】
教職員や保護者の負担軽減のため、八戸市教委は保護者からの児童・生徒の欠席届について、これまでの電話連絡に代わって、スマートフォンのアプリを活用するデジタル化の準備を進めている。アプリはプリントなどの配布物の確認ができるほか、アンケート機能もあり、2学期からの導入を目指す。
【東通原発、適合性審査申請から9年】
東北電力が東通原発(東通村)の新規制基準への適合性審査を申請してから10日で9年となった。長期化していた地震と津波の審査は終盤で足踏みが続き、耐震設計の目安となる揺れ(基準地震動)や、想定される最大規模の津波(基準津波)は依然として決まっていない。目標とする2024年度の完工達成は厳しさを増している。
【台湾のタレント、県庁訪問】
台湾で20年以上続く情報バラエティ番組に出演している人気タレントの陳美鳳さんが9日、番組収録のため、青森県庁を訪問。12日まで県内に滞在し、県庁のほか、12月に世界自然遺産登録30周年を迎える白神山地などでも撮影を行い、台湾で紹介する。