Free福祉避難所確保で八戸市が鳳明学園と協定
八戸市と同市の学校法人鳳明学園(田頭初美理事長)は2日、災害時の避難に配慮を必要とする高齢者や障害者のほか、妊産婦や乳幼児らを受け入れる、福祉避難所の確保に関する協定を締結した。受け入れ先は同法人が運営する認定こども園高館幼稚園(田頭正嗣園長)と、同市市川町桔梗野のこもれびのもり幼稚園(田頭初美園長)の2施設で、災害時に市の要請を受け避難所を開設する。
福祉避難所は災害時に一般の避難所での生活に支障があると市が判断した場合、締結先の福祉施設などに開設される。
学校法人との締結は初。今回の締結で、市内49事業者73施設での福祉避難所開設が可能になる。同市周辺の8市町村で構成する連携中枢都市圏域では、103事業者185施設が相互利用できるようになった。
市庁で行われた締結式には、田頭理事長や両園の教頭らが出席。市の池田和彦福祉部長と協定書に署名した。
田頭理事長は「万が一の時、避難者が安心して過ごせるよう、誠心誠意守っていきたい」と抱負を述べた。池田部長は「避難できる場所を提供していただき大変感謝している。これからも末永くお付き合いしていければ」と話した。