Free花小路、明るく華やかに 八戸二中生らが寄せ植え
八戸市三日町と六日町の中間にある「花小路」を明るく華やかな空間にしようと、地元関係者と市立第二中の生徒ら約40人が3日、「フラワーポット寄せ植え大作戦」と銘打ったイベントを行い、色とりどりの花々で通りを飾った。
花小路では、歩行空間の整備が2020年4月に完了。みろく横丁やマチニワ、ガーデンテラスと面し、中心街エリアでにぎわいの拠点としての重要性が高まっている。
イベントは六日町商店街振興組合、商店街振興組合三日町三栄会、花小路周辺地区まちづくり協議会が主催し、昨年に続き2回目。
エリアが学区に含まれる同校は昨年、中心街活性化に向けたシンポジウムなどを行っていたことから、主催者が協力を依頼。文化部の生徒17人が参加した。
参加者は、花壇の花をきれいに長く咲かせるためのこつを学びながら、通りに約25カ所あるフラワーポットに、ベゴニアやマリーゴールドなどを植え付けた。最後に「きれいに咲いてね」などのメッセージを書いた立て札を差し込んだ。
3年の髙長根杏奈さん(15)は「日当たりやバランスを考えながら、見栄えが良くなるように植えた。花小路が、みんなに元気を与える通りになればうれしい」と話していた。
一方、昨年は、植え付けから1週間後に盗掘被害があった場所もあった。
六日町商店街振興組合の松井正文理事長は「花小路を温かいエリアにしたいという思いからの活動。中学生も頑張ってくれたので、花は見て楽しんでほしい」と呼びかけている。