Free「決勝進みたい」 クライミング関川選手(八学光星高)、W杯残り3戦へ抱負
今季、スポーツクライミングワールドカップ(W杯)ボルダー競技に初参戦している八戸学院光星高1年の関川愛音(めろでぃ)選手(15)が26日、八戸市庁を訪ね、熊谷雄一市長にW杯出場を報告した。関川選手は「(残り3戦で)準決勝を通過して決勝に進みたい」と抱負を語った。
関川選手は市立湊小、湊中を経て今春に同高へ進学。2月の国内大会で好成績を残し、ボルダーのW杯出場選手に選ばれた。
4月から始まったW杯シリーズの成績は東京都八王子市で16位、ソウル(韓国)で12位、5月のソルトレークシティ(米国)で20位。悪天候で決勝がなかったソウルを含め、準決勝進出が最高成績となっている。
市庁での懇談で、熊谷市長からメンタルについて問われた関川選手は「(課題を)できるか、できないかで気持ちの浮き沈みが出てしまう。いろいろな経験をしながら(解決策を)探していきたい」と強調。市内にハイレベルな練習をできる施設がなく、盛岡市に週2回通う現状を踏まえ、地元での環境整備を求める場面もあった。
懇談後の取材で関川さんは「(W杯は)あっという間に3戦が終わり、悔しい気持ちもあるが学べたことも多い。残り3戦に生かしたい」と前向きに語った。
ボルダーの残る3戦は、6月2日からチェコ、同9日からイタリア、同14日からオーストリアで開催される予定。