Free社会全体でコスト負担を 2024年問題対応で事業計画/県トラック協会三八支部
トラック運転手の時間外労働の規制強化で物流の停滞が懸念される「2024年問題」を巡り、青森県トラック協会三八支部(森山慶一支部長)は18日、八戸プラザホテルで開いた総会で、荷主との取引環境の改善や、運転手の長時間労働の是正に向けた対応などを盛り込んだ本年度の事業計画を承認した。
約110人が出席。森山支部長は「9日に開催した物流フォーラムでは、2024年問題を乗り越えるために、運送業者、荷主、消費者の社会全体で、コストを適正に負担することが大事という話があった。(規制強化が適用される)来年4月に間に合うよう、具体的に取り組まなければならない」と強調した。
事業計画では、▽2024年問題への適切な対応▽国が定めたトラック輸送の「標準的な運賃」を活用するなど適正な運賃、料金収受対策の推進▽大規模災害発生時の緊急輸送体制の確立―などを最重点施策に位置付けた。
任期満了に伴う役員改選では森山支部長らを再任し、事務局長の飯山眞也氏を常務理事に選んだ。