Free児童主体で創立記念事業 六ケ所・南小
本年度に創立10周年を迎えた、六ケ所村立南小(野坂佳孝校長、児童78人)は、児童主体でさまざまな記念事業を展開してもらおうと「子ども実行委員会」を発足させた。25日、事業のスタートとなる記念講演会を同校体育館で開いた。
同校は2013年、村内の児童数減少や校舎の耐震性といった問題を解消するため、旧倉内小と旧平沼小を統合して開校した。
児童による10周年記念事業は、教育目標に掲げた「児童の自律」を促す狙い。12月に開かれる記念式典を目指して全児童をメンバーに実行委を立ち上げ、神楽、記念誌編集、演劇、合唱などの各部門に分かれて練習や作業を進め、披露する。
第1弾となった講演会では、村立郷土館の鈴木浩館長を講師に招き、児童の司会で進行。旧平沼小の校長も務めた鈴木館長は、縄文時代から現代までの古里の歴史をクイズ形式で紹介し、児童らは興味深げに聞き入った。
司会に立候補したという藤田颯真君(6年)は、「みんなの前でマイクを持ててうれしかった。馬にちなんだ地名が多いと分かり、びっくりした」と声を弾ませた。