Free豊作願いピーマン苗の植え付け/青森県南地方
青森県内でピーマン生産が盛んな八戸市などで、植え付けが行われている。同市尻内町の田村農園では28日、田村大和代表(41)ら3人が300本の苗を植えながら、支柱を立てる作業に励んだ。
八戸農協によると、大規模な機械が不要といった投資コストの低さから、ピーマン生産に挑戦する新規就農者らが多い。同農協の2022年産の販売実績は数量1913・3トン、金額5億2998万円で、いずれも県内の7割以上を占めた。今年は収穫量増とともに、選果などを徹底して単価向上を図るという。
5年目となる同農園では開園当初から栽培に着手。定植に適した温暖な日を選んで、5月中旬までに形状が安定し、多収性の品種「ピクシーアルファ」3200本を植える予定だ。収穫は6月下旬から10月末までを見込んでいる。
昨年は長雨で不作に見舞われた。田村代表は「天候に恵まれ、青々とした形の良いものがたくさん取れれば」と願いを込めた。