六戸町の競輪場外車券販売場「サテライト六戸」は２５日、同施設に顔認証決済自動販売機を導入した。事前に専用サイトに顔写真やクレジットカード情報を登録していれば、現金を使わずに自販機で飲料を買うことができる。北海道・東北地方での導入は初めて。

　同自販機のシステムはダイドードリンコ（大阪市）とＮＥＣ（東京）が共同開発した「ＫＡＯ―ＮＥ（カオーネ）」。自販機にタブレット端末が据え付けられている。

　事前に専用サイトで▽メールアドレス▽顔写真▽決済用パスコード▽クレジットカード情報―を登録していれば、全国の顔認証決済自販機が利用できる。

　商品を選んだ後に顔認証を行い、タブレットを操作すれば飲料が提供される仕組み。マスクをしたままでも認証可能で、決済後は登録アドレスにメールが配信される。

　全国に約７０台設置されており、今後も順次、拡大していく見通しという。ダイドードリンコ東北営業部の石郷岡秀人アシスタントマネージャーは、利便性向上など利用者と設置施設のメリットを強調し「まずは一度、試してみてほしい」とアピールした。

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