青森放送は１９日、開局７０周年を記念して刊行した「青森県地名辞典」６２０冊を県教委に寄贈した。県内の小中学校などで活用される。

　地名辞典は１９６３年、７９年に続き３度目の刊行。４０市町村の大字と小字を、市町村別や五十音順で掲載しており、県内の文化財や博物館なども紹介する。これまで辞書ほどの大きさだったが、Ａ４サイズに拡大し、見やすくした。

　山本恒太社長が同日、県庁で和嶋延寿教育長を訪ねた。山本社長は「子どもたちが古里や地域社会に興味を持つきっかけとなれば」と期待を込めた。

　県教委では、寄贈された地名辞典を小中学校のほか高校や特別支援学校、図書館に順次配る。

　地名辞典は県内の書店で購入できる。１冊２２００円（税込み）。