Free手芸専門店ウィステリア、さくら野八戸で再出発 三春屋時代の店員も復帰
八戸市三日町のさくら野百貨店八戸店内に、昨春閉店した三春屋に入居していた手芸専門店「ウィステリア」が出店し、14日にオープンした。中心街唯一の手芸専門店として親しまれていたウィステリア。三春屋時代のスタッフも3人復帰し、新天地で1年ぶりに営業を再開した。
新店舗は5階。女性向け衣料品店が1階に移転したことに伴い、空いた約165平方メートルのスペースだ。
さくら野には手芸専門店がなく、かねて利用客から要望が寄せられていた。さくら野側は三春屋の閉店時、ウィステリアに移転・入居を打診していた経緯があり、1年越しに実現した格好だ。
三春屋時代の店員4人のうち、3人がさくら野でも働くことになった。
店員の1人で、手芸が20数年来の趣味だという中屋敷尚子さん(59)は「手芸からも離れた1年だったが、店に復帰して、やっぱり好きだと実感した」。趣味に関わる仕事ができることに、充実の表情を見せる。
初日から三春屋時代のなじみ客らでにぎわったテナント内。中屋敷さんは「チームワークが良い仲間とまた仕事ができる。いつものお客さんと再会できたのもうれしい」と、再スタートに感無量の様子だった。