Free朝のニュースダイジェスト(4月15日)
【親族男性宅を家宅捜索】
13日未明、六戸町犬落瀬で5人が死亡した住宅火災で、青森県警は14日、被疑者不詳のまま現住建造物等放火の容疑で、近くに住む親族男性(92)の自宅を家宅捜索した。火災現場から所有する軽乗用車を押収し、家人ではない遺体の可能性があるとみて調べている。捜査関係者によると、焼け方が激しさなど現場の状況から玄関に可燃性の液体をまいた疑いが高い。死亡したのは男性1人、女性3人、女児1人と判明。外傷はなく、死因は焼死だった。
【三浦紘一氏、最高顧問退任へ】
北海道・東北地方で展開する食品スーパー企業グループ「アークス」(札幌市)は14日の取締役会で、子会社「ユニバース」(八戸市)の創業者である三浦紘一氏(83)が取締役最高顧問を退任する役員人事を内定した。アークスの取締役も退任する予定。ユニバースを一代で東北を代表するスーパーに成長させた三浦氏は事実上、経営から退く。
【規制委、原燃社長を聴取】
使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査で申請書に大量の記載ミスがあった問題などを巡り、原子力規制委員会は14日、日本原燃の増田尚宏社長から今後の対策などを聴取した。増田社長は、社内調査で「経営層に状況を伝えても工程は見直されない」との声が上がった点を踏まえ、「社員が率直に意見を発信できる環境に改善したい」と組織風土の改革に取り組む考えを強調した。
【むつ市長選、16日告示】
宮下宗一郎前むつ市長の辞職に伴う市長選は16日、告示される。これまでに、いずれも前青森県議の山本知也氏(40)と、菊池憲太郎氏(54)が共に無所属での出馬を表明し、一騎打ちが濃厚だ。両氏が推薦願を出した自民、公明両党とも自主投票としており、保守分裂の激しい選挙戦が予想される。投開票は23日。
【八戸市議選なども】
統一地方選の後半戦となる市町村議会選が、16日告示の八戸市議選などで幕を開ける。同市議選は定数が32から28に減少するのに対し、現職、新人、元職の少なくとも34人が立候補する予定で、激戦が見込まれる。投開票は階上やおいらせなどの町村議選、むつ市議補選と共に23日。