Free町内6カ所目のメガソーラー竣工/軽米

昨年12月から稼働した軽米高家太陽光発電所の西側(ブルースカイソーラー提供)
昨年12月から稼働した軽米高家太陽光発電所の西側(ブルースカイソーラー提供)

再生可能エネルギー発電事業を手掛ける「ブルースカイソーラー」(東京、藤宮康洋代表)が、軽米町高家地区に整備を進めていた大規模太陽光発電施設(メガソーラー)「軽米高家太陽光発電所」が完成し、14日に町内で竣工(しゅんこう)式が開かれた。出力36メガワット、年間発電量は4076万キロワット時で、一般家庭の年間使用電力量の約1万世帯分に相当する。

 2019年10月に着工し、八戸市との境に近い、町北西部の山林に整備した。約74・5ヘクタールの敷地に約6万7千枚の太陽光パネルを設置し、昨年12月末から稼働している。発電した全量を東北電力に売電する。

 町内のメガソーラーとしては6施設目。これにバイオマスと風力の発電所各1施設を加えた、町の再エネ発電所全体の年間発電量は2億8289万キロワット時で、一般家庭約6万5千世帯分の使用電力量に相当する規模に達した。

 町農村環境改善センターで行った式典には関係者約70人が出席し、神事で完成を祝った。

 近くの瀧村屋での直会では、藤宮代表が「完成した発電所を大切に維持管理し、地域社会に貢献していく」とあいさつ。山本賢一町長は「今後も発電事業者との連携を深め、町の脱炭素化と産業振興に努めたい」と述べた。

 
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