Free開花一気に、春らんまん 青森県内各地、早くも桜の便り

一斉に開花した長根公園の桜=7日、八戸市
一斉に開花した長根公園の桜=7日、八戸市

青森県内に7日、早くも桜の便りが届いた。ここ数日の陽気で、膨らみを増したつぼみが一気にほころび、八戸市では既に春らんまん。青森地方気象台は観測史上最も早く、青森市の開花を発表し、十和田市の官庁街通りでも開花が宣言された。草木が色づき、県内はいよいよ春本番を迎える。

 気象台によると、平年と比べて15日早く、1956年に観測を始めてから最も早い開花だった。青森の3月の平均気温は5・9度で、観測を開始した1882年以降、最も高かった。担当者は「安定して暖かい日が続いたことで、開花が早まったとみられる。週明け以降、本格的に咲いた桜が見られると思う」と話した。

 八戸市の長根公園では、道路沿いの桜が満開近い状態に。入学式を終え、親子3人で訪れた千葉学園高1年の千葉悠愛さん(15)は「この時期に咲くのは珍しいけど、ピンクの色が濃くてきれい」と喜んでいた。

 同市湊町の館鼻公園内にある桜を2008年から観測している地元の団体「館鼻公園の桜を観まもる会」は、観測開始日を8日に設けていたが、6日夜に開花する異例の事態に見舞われた。最も開花が早かった、おととしより5日早く、河村春己会長は「早すぎてびっくりしている」と、早咲きの桜に驚いていた。

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