Freeクマ出没にご用心 餌豊富で増加の恐れ 青森県、21年以来の注意報発令
今年はクマの出没にご注意―。冬眠明けのツキノワグマの行動範囲が広がるおそれがあるとして、青森県は6日、出没注意報を発表した。昨秋、餌となるブナの実が比較的豊富だったため、栄養が満たされ、出産数が増える可能性があるという。発表は2021年以来で、県は「目撃した場合は静かに安全な場所に移動してほしい」と注意を呼びかけている。
県によると、前年秋のブナの実が並作や豊作だった場合、クマの栄養状態が良くなり春には出産数が増加する傾向にある。さらに子どもの餌を求めて行動範囲が広がり、行動も活発になるという。昨年秋の県内は「並作」だった。
前回注意報が発令された21年は、平川市碇ケ関地区で住民がクマに襲われ死亡したとみられる事故が発生し、警報レベルを注意報から警報に引き上げた。
県は対策として、▽出没が確認されている場所に近づかない▽山に入るときは複数人で音を鳴らして歩く▽生ごみや野菜・果実の残りを野外に放置しない―などを挙げている。
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