青森銀行とみちのく銀行を子会社に持つ「プロクレアホールディングス（ＨＤ）」（成田晋社長＝青銀頭取）は３日、青森市の青銀本店で本年度の入行式を開き、新入行員５３人が金融のプロとして地域貢献を誓った。プロクレアＨＤと青銀、みち銀の３者共同での採用は初めて。両行の合併時に融資や預金、為替を管理する基幹系システムを青銀側に統一するのを踏まえ、新入行員は事務の習熟のために青銀に配属される。

　式では、新入行員を代表し、本店営業部に配属される野月莉士りとさんに成田社長から辞令が交付された。成田社長は「主体性と自己研さんを大事にし、地域の発展のために尽力してほしい」と激励した。

　終了後の取材に対し、八戸市の鮫支店兼鮫白銀支店に配属される髙橋諒羽さん（２３）＝三沢市出身＝は「両行の強みを生かし、青森の課題に対応できる人材になりたい」と意気込みを語った。